
神奈川県秦野市にある弘法山(こうぼうやま)は、初心者でも楽しめる人気の低山ハイキングコースです。小田急電鉄 秦野駅 から電車と徒歩で気軽にアクセスでき、権現山・弘法山・吾妻山を縦走するコースは約2〜3時間ほどで歩けます。
天気が良ければ相模湾や房総半島まで見渡せる絶景が広がります。春には約1,400本の桜が咲き誇り、お花見ハイキングの名所としても知られています。
今回は寒波が到来するなか、寝正月で鈍った体を目覚めさせるために、秦野駅から権現山〜弘法山〜吾妻山を縦走。山頂で山ごはんも楽しんできました。初心者でも歩きやすい丹沢の低山ハイキングコースを、登山レポートとしてご紹介します。
弘法山ハイキングの概要
弘法山ハイキングの基本情報
弘法山とは
弘法山(235m)は、丹沢山塊の東側に位置し、神奈川県秦野市にあります。山の裾野から関東平野が広がり、低山ながらも街の景色を一望できます。
都心からのアクセスも良く、小田急電鉄 秦野駅が最寄りです。新宿駅〜秦野駅まで、一時間弱で到着します。
弘法と名のつくとおり、弘法大師(空海)にゆかりがあります。弘法山に小屋を建てて修行をしていて、村人が弘法山と名をつけたようです。
登山をしていると山に入るという行為が、どこか修行のようにも感じます。
そんなことを考えていると、ふと
・僧侶は山に入る(修行をする)
・魂には前世の記憶が残り続け、現在の人生に影響を与えている
自分の前世って、僧侶?
なんて妄想をしてみました。他の登山客も僧侶だったのかな?とか考え始めると止まりません。
弘法山登山コース
秦野駅を出発し、弘法山公園入口登山口から登山開始。2時間半くらいで浅間山→権現山→弘法山→吾妻山を縦走し、弘法山登山口を出て登山終了。そこから徒歩で鶴巻温泉駅へ向かうコースが一般的です。
その逆を辿るコースもあります。どちらのコースも下山後に温泉に立ち寄れるのがいいですね!
実録 弘法山縦走コースを歩く
私たちも上記コースで行く予定でしたが、弘法山公園入口登山口に向かう道の途中の森林セラピーロードから入山しました。
■ 私たちのコースタイム 4:30(休憩2:00含む)
■ 歩いた距離 7.5km

秦野駅〜名水はだの富士見の湯
ハイキングだけだとすぐに終わってしまうので、今回は山ごはんを楽むプランにしました。山の上で温かい料理を食べるのも、低山ハイキングの楽しみのひとつです。食材は秦野駅の東急ストアで調達。改札を出てすぐの駅構内にあるスーパーで、生鮮食品やお惣菜、アルコールまで一通りそろっています。
秦野駅を出発し、今回の登山口の近くにある、日帰り天然温泉 名水はだの富士見の湯を目印に、約20分ほど歩きます。富士見の湯の駐車場脇には無料の足湯もありました。
今回は先に登山ですが、コースを逆にすれば下山後に温泉に立ち寄ることもできます。

■引用元:名水はだの富士見の湯
足湯の温度をチェック。
あああぁついぃぃ!!
最大50℃近くになるとのことで、とても熱かったです。朝が早く、誰も足湯をしていない時間帯でした。
森林セラピーロード入口〜権現山 権現山は冬でも宴会客がたくさん
足湯を過ぎて少し歩くと、右手に弘法山と森林セラピーロードの道標が現れます。ここからいよいよ登山開始です。

浅間山駐車場の側近くでは、蝋梅(ろうばい)がきれいに咲いていました。

整備された歩きやすい階段を上りきると、権現山(243m)の山頂に到着。広々とした山頂には、洋風建築を少し取り入れた大正レトロ風の展望台があります。展望台からは、富士山や房総半島まで見渡せ、360度の景色が楽しめます。

寒波の中でも、多くの先輩登山客グループが宴会中。ワインやタッパーに詰められたおかずを囲んで盛り上がってました。
タッパーのおかずが気になる…

展望台の周りは桜の名所で、広場にはたくさんのソメイヨシノが春の訪れを待っていました。
権現山〜弘法山の稜線歩き
ここから弘法山までは気持ちの良い稜線歩き。春になると、この道は桜並木になります。
弘法山ハイキングコースにはテーブルやベンチが設置されている場所が多く、山ごはんを楽しむのにもぴったりのコースです。

▶︎ 引用元:一般社団法人秦野市観光協会
道中には、人間と自然の共存をテーマにした巨大彫刻、森に生きる。子どもとフクロウがモチーフです。
子どもたちのほっぺが、ぷっくりしていてかわいい

弘法山山頂で山ごはんを楽しむ
稜線歩きを抜け、少し登ると、弘法山(234m)の山頂に到着。丹沢山地の麓から広がる、広大な関東平野が見渡すことができます。
関東平野は、四国とほぼ同じ面積で、日本の国土の約5%を占めているそうです。

弘法山山頂にもテーブルが4セットほどありますが、そのうち1セットは、テーブルも椅子もオール金属。
冬はキンキンに冷えていて、お尻が冷えるぞ
山頂には乳の井戸という井戸もあります。昔、白く濁った乳の香りのする水が湧き出ており、この水を飲むと乳の出がよくなるといわれていたそうです。

山頂のテーブルで山ごはん準備。

本日の山ごはんは、駅で購入した軽井沢の三重奏(ソーセージ三種セット)と、家から持ってきた韓国ラーメン安城湯麺(あんそんたんめん)。韓国ラーメンをより美味しく食べるために、韓国の鍋も持ってきました。
吾妻山〜鶴巻温泉方面へ下山
ここから吾妻山への道は比較的緩やかな下り斜面。
少し歩くと景色が開けたところに出て、ベンチがひとつだけ置かれた吾妻山山頂(125m)に到着します。そのベンチは、どこか韓国の田舎の庭にある縁台(ピョンサン)のような雰囲気。
吾妻山からの眺望は、弘法山山頂からの景色とほぼ変わりません。
吾妻山山頂を経って少し歩くと、いにしえ感がある重厚な石の道標が現れます。ここから鶴巻温泉方面へ下山。
我、鶴巻温泉へ下ル!!

登山の出口は弘法山登山口。そこから少し歩くと、鶴巻温泉街に到着します。日帰り温泉の弘法の里湯に浸かろうと思っていましたが、時刻は日曜日の15時前。登山客で大混雑でした。
入口には、入浴中のお客さんの登山ザックが20個ほど並んでいます。
ネットで検索すると、名水はだの富士見の湯も混雑していたため、この日は温泉を断念。
※弘法の里湯の駐車場脇には無料の足湯があります
お風呂上がりに飲みたかった、丹沢サイダー
秦野の水は、丹沢山地の豊かな地下水を源流とし、環境省の名水百選にも選ばれています。
丹沢サイダーは、この名水を使って作られているご当地サイダー。
弘法の里湯の売店でも販売されています。
温泉上がりに飲む予定だったのですが……今回はおあずけ。
レトロでかわいいパッケージだ

弘法山ハイキングのまとめ
弘法山ハイキングは、初心者でも楽しめる丹沢の低山コースです。
秦野駅からアクセスも良く、浅間山、権現山、弘法山、吾妻山と4つのピークを縦走できるのもこのコースの面白いところ。
山頂では山ごはんを楽しむこともでき、気軽に登山を楽しみたい方におすすめのハイキングコースでした。テーブルがある権現山と弘法山山頂の近くにはトイレがあるため安心して休憩できます。
下山後の楽しみである温泉ですが、土日は真冬でもかなり混雑しているため、足湯だけ楽しむのも賢い選択かもしれません。
足湯で温まったあとは、明るい時間から街に戻って一杯。
ちなみに秦野には、ジビエ料理を提供しているお店も多いそうです。
都心から気軽に行けて、山歩き・山ごはん・温泉まで楽しめる、満足度の高いハイキングコースでした!